LINEモバイルのカウントフリーはメリットが小さい理由

記事更新日:2019.4.25

カウントフリーのメリットが小さい理由は2つ

LINEモバイルの公式サイトなどでは、カウントフリーを最大の特徴としてアピールしています。
これは、LINEのトークや無料通話などをいくら使っても高速データ通信容量を消費しないというものです。

例えば他社の高速データ通信容量が1G/月のプランに加入している場合、LINEの無料通話でその月に1Gを使い切ってしまうと、もう高速通信はできなくなってしまいます。高速通信ができなくなると速度が低速
(多くの会社が200kbps)
になります。
けれどLINEモバイルに加入している場合であれば、LINE無料通話を何時間話そうが高速データ通信容量が減りません。


これだけを見れば優れた特徴だなと思うかもしれません。
しかし個人的にはこれはあまりメリットと思いません。
その理由は下の2つです。


・LINEのトークや無料通話は低速(200Kbps)で十分可能なので、他社でもアプリで低速状態を選択していればカウントフリーと同じことになるから。

・LINEのトークや無料通話はデータ通信量がそもそも少ないから。


理由1、他社でもカウントフリーが可能

LINEのトークや無料通話は低速状態(200Kbps)でも十分可能です。
低速で可能ということは、高速 ⇔ 低速 切替アプリのある他のMVNOで低速を選んでおけば、他社でも高速データ通信容量は消費しません。つまり他社でもカウントフリーになるので、LINEモバイルだけの特徴にはならなくなります。


◆LINEのトークや無料通話を行っている時に高速データ通信容量を消費するか?
LINEモバイルの場合

消費しない
(カウントフリー) 
他のMVNOの場合
高速 ⇔ 低速
切替アプリ

高速を選択中
高速 ⇔ 低速
切替アプリ

低速を選択中

消費する

消費しない
(カウントフリー)


理由2、LINEのトークや無料通話はそもそもデータ通信量が少ない

LINEの無料通話も仕組みはIP電話です。
IP電話の通信量はアプリや音質によっても変わってきますが、音質がいいものでも1GBを消費するには25~30時間くらいかかります。毎日1時間の通話をすれば、1ヵ月でようやく1Gを消費するということです。ですのでそれほど通話をしない方には、カウントフリーはほとんどメリットにならないと思います。

それにIP電話はWi-Fi環境でないとやはり音質が悪いので、私はLINEの無料通話をする時は、なるべく自宅か無料Wi-Fiスポット
(東京メトロのWi-Fiをよく使っています)
からにしています。
Wi-Fiで通話をすれば高速データ通信容量を全く消費しませんので、カウントフリーです。


まとめ

以上のとおり、カウントフリーはあまりメリットにはならないと思います。
強いて言えば、LINEのトークで写真や動画をかなり頻繁にアップロードしたりダウンロードしたりする方にはメリットが大きいと思います。写真や動画のアップダウンロード&ダウンロードは、消費する通信容量が大きいですから。

私もLINEは利用していますのでLINE利用者の目線で言うと、無料通話を快適に利用できるためには、カウントフリーよりも公衆無線LANサービス(Wi-Fiスポット)の無料提供のほうがありがたいと思います。

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