初速バースト
記事更新日:2019.4.25
初速バースト機能があるMVNO
MVNO名 | 参考リンク |
OCNモバイルONE | 公式サイト |
BIC SIM(IIJmio) | 公式サイト |
DMM mobile | 公式サイト |
NifMo | 公式サイト |
イオンモバイル | |
nuroモバイル | 公式サイト |
初速バーストとは?
続いては初速バーストについて。 これはBIC SIM(IIJmio)と、IIJmioの設備を利用しているDMM mobileやイオンモバイルが提供している機能になる。 ※2016年9月よりOCNモバイルONE、2016年10月よりOCNモバイルONEの設備を利用しているNifMoもサービス開始。 |
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バーストって何? | |
バースト(burst)は 「勢いよく出る」 といった意味。よって初速バーストは 初めの速度は勢いよく出る ということ。 |
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初めの速度は勢いよく出る? じゃあ初めの速度以外は勢いよく出ないってこと? |
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そうだね。これはどういう機能かというと、 低速データ通信を選択している時でも、通信開始から一定量(75KB)だけは高速で通信できますよ という機能なんだ。 (OCNモバイルONEとNifMoは75KBでなく150KB) 例えば3GB/月プランに加入している人が、その月の3GBを使い切ってしまうと速度が低速 (一般的に200Kbps程度) となってしまう。 |
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ふむふむ。 | |
この状態でスマホ版のYahooのトップページにアクセスしてみる。 スマホ版Yahooのトップページは約250KB (約2,000Kbit) なので、低速(200Kbps)だとダウンロードだけで約10秒かかることになる。 けれど初速バースト機能があると、 最初の75KB(600Kbit) は高速でダウンロードできるので、下記のようにダウンロード時間を短縮できるんだ。 |
スマホ版Yahooトップページ約250KBのうち 最初の75KBのダウンロードに要する時間 |
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初速バーストなし | 初速バーストあり |
3秒 | 0.2秒(※1) |
残りの175KBのダウンロードに要する時間 | |
初速バーストなし | 初速バーストあり |
7秒 | 7秒 |
合計所要時間 | |
初速バーストなし | 初速バーストあり |
10秒 | 7.2秒 2.8秒短縮! |
※1 バースト時の速度が3Mbps出た場合
※2 ダウンロード以外にレンダリングなどにも2~3秒を要するので、WEBページが完全に表示されるまでの時間はダウンロード時間+2~3秒になります。
なるほどなあ。2.8秒短縮されたら体感的にはかなり違うよね! | |
そうだね。しかも実際には、スマホ版Yahooトップページをダウンロードしている間に発生するバーストは1回とは限らないようなんだ。なので短縮時間はもっと大きくなることが多いようなんだ。 | |
なるほど。これはすごい機能だね。 | |
そうだね。よく考えられた機能だなと思う。 ただもちろん、この機能が有効な通信とそうでない通信がある。 例えば動画視聴であれば常時高速でないと厳しいので、初速だけ高速でも意味がない。またLINEの無料通話のように低速(200Kbps)でも問題なく行える通信の場合も、初速だけ高速になったところで意味がない。 個人的には 初速バーストが1番有効なのはネットサーフィン時 (WEBページを次々と見ること) だと思う。上記のスマホ版Yahooのトップページに限らず、新しいWEBページを開こうとする度にこの機能によってダウンロード時間が短縮されれば、この機能がない時と比べると使い勝手が全然違ってくると思う。 |
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なるほど。 その月のパケットを使い切ってしまった後のお助け舟って感じだね。 |
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そうだね。 使い切らない限りは出番がないので、この機能の有無もやはりMVNO会社を選ぶ時の重要なポイントにはならないと思うけど、他の条件が互角だったとしたらこの機能があるほうが有利だと思う。 |