docomoから格安SIMへの乗り換え方法

記事更新日:2019.4.21

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乗り換えの流れ。docomo系MVNOへの乗り換えならSIMロック解除不要で簡単。

それでは、現在docomoと契約中で、端末(スマホ本体)もdocomoのロゴが入ったdocomoのスマホを使用中の場合の具体的な乗り換え手順を見ていくよ。
ういす。
この場合、MVNO会社一覧docomo系MVNOへの乗り換えであれば、SIMロック解除も不要で簡単にできる。なのでdocomo系MVNOの中から自分にあった会社とプランを見つけるのがよいと思う。
えーと、docomo系以外のMVNOには乗り換えできないの?
ここでは詳細は割愛するけど、

SIMロック解除をする
・スマホ本体が乗り換え先のMVNOの通信方式に対応している

という2つの条件をクリアしていれば可能ではある。
うーん、難しそうだなあ。
そうだね。
なのでここでは、docomo系MVNOへの乗り換えを見ていくよ。


MVNO会社とプランの選び方

続いては、

数あるdocomo系MVNOから、どの会社のどのプランを選ぶか?

を見ていくよ。
ういす。
ドモ子さんの例で見ていこう。ドモ子さんは現在ドコモと契約中で端末はXperia Z2を使用。毎月のデータ使用量は3GBくらいなので、

「音声通話SIM、3GBプラン」

で検討している。
ふむふむ。
けどdocomo系MVNO会社ってすごく多いよね?全部の会社のプランを比較するのも大変だなあ。
そうだね。
ただコモディティ化
(各社の料金やサービス内容が似たようになって差がなくなっていくこと)
が進んでいるため、どの会社を選んでもそこまで大アタリや大ハズレはないと思う。
一応、特設コーナー
データ容量別のおすすめ格安SIM
を作成したので、よかったらそちらを参考にしてほしいと思う。
なるほど。けどいざ自分が選ぶとなったらやっぱり迷いそうだなあ。
そうだね。
まあでも大手3社(docomo、au、ソフトバンク)と比較するとMVNOは違約金の設定期間が短いので、大手3社よりも柔軟に他社に移行することができる。
大手3社はいわゆる2年縛り(違約金設定期間2年)が多いよね?
MVNOの違約金設定期間はどれくらいなの?
半年から1年くらいのところが多いかな。詳しくはこちらのページを参照してほしい。
そうなんだ。
じゃあ契約して使ってみてどうしても合わなかったら、違約金設定期間後に他社に乗り換えればいっか。そう考えるとちょっと気楽に選べるね。
そうだね。
では続いて乗り換え前の最終チェックをみていくよ。


乗り換え前の最終チェック

それでは、docomoからdocomo系MVNOの音声通話SIMプランに乗り換えたら何がどう変わるか?
最終チェックとして重要な点だけをピックアップしてみていきたい。


乗り換え後はどうなるか?
現在使用中の携帯電話番号
(080番号や090番号)
そのまま利用可能
SMS(ショートメール) 利用可能
特定の場所(例えば自宅)の
電波の強度
変わらない
エリアメール(緊急地震速報など) 受信可能(※)
端末(スマホ本体)の修理 乗り換え後もドコモショップに持ち込めば修理を受け付けてくれる
docomoのEメールアドレス
(~~~@docomo.ne.jp)
利用不可になる
おサイフケータイ ほとんどは利用可能。iDは利用不可。
LINE ID検索はできなくなる。その他の機能はおおむね利用可。
テザリング 近年はほとんどの端末で可能
docomo独自サービス 利用不可

こちらの記事によると、海外メーカー製のSIMフリー端末の場合は受信できないこともあるようですが、このページではdocomoのスマホでdocomo系MVNOへ乗り換えるケースを取り上げていますので、「受信可能」と書きました。


うーん、詳しく詳しく。
そうだね。各項目について少しだけ詳しく。


現在使用中の携帯電話番号は乗り換え後も使用可

音声通話SIMとデータ専用SIMで見てきたように、MVNOの音声通話SIMプランは携帯電話番号(080番号や090番号)で音声通話ができる。音声通話SIMプランに乗り換える時は
MNP=ナンバーポータビリティ
(番号持ち運び制度)
が利用できるので、これまで使用してきた080番号や090番号を乗り換え後も引き続き使用することができる。
もちろんナンバーポータビリティを利用せず、心機一転、新しい携帯電話番号を取得することもできる。
なるほど。


音声通話SIMプランはSMS(ショートメール)が標準装備

同じく音声通話SIMとデータ専用SIMで見てきたように、MVNOの音声通話SIMプランはSMS(ショートメール)が標準装備なので、乗り換え後も利用可能だ。
ふむふむ。


電波の強度は変わらない

スマホの画面の右上に、電波の強度を示すアンテナマークがあると思う。
こんなやつね↓
そうだね。docomoもdocomo系MVNOも、どちらもdocomoの基地局の電波を使用しているので、特定の場所における電波の強度は乗り換え後も変わらないんだ。
例えばdocomoの時に自宅でアンテナマークが4本立っていたなら、docomo系MVNOに乗り換えても同じく4本立つ。
「乗り換えたら電波が1本しか立たなくなった」
ということはないんだ。
なるほど。


緊急速報(エリアメール)も引き続き受信可能

地震が発生した時に緊急地震速報を受信したことある?
あるある。ドキッとするよね!
そうだね。地震以外にも津波警報や非難情報などが被災の恐れのある地域に一斉配信されるようになっている。そしてこれらの緊急速報はMVNOへ乗り換え後も引き続き受信可能なんだ。
なるほど。


端末(スマホ本体)の修理もドコモショップで受け付けてくれる

docomoの端末(スマホ本体)であれば、MVNOへ乗り換え後も引き続き、ドコモショップへ持ち込むことで修理を依頼することが可能なんだ。
そうなんだ?docomoとの契約がないのに可能なんて不思議な気もするなあ。
そうだね。でもこれはdocomoに限った話じゃないんだ。実際私も、ネットオークションで購入したauのスマホ本体(白ロム)をauショップに持ち込んで修理してもらったことがある。
なるほど。


docomoのEメールアドレスは使用できなくなる

docomoのEメールアドレス
(~~@docomo.ne.jp)
は、MVNOへ乗り換えると使用できなくなってしまう。なので別のメールアドレスを使う必要がある。
別のメールアドレスって?
GmailとかYahooメールとかがおすすめかな。どちらもプッシュ通知
(新着メールをリアルタイムで通知してくれる機能)
があるし、絵文字もかなり使えるので、docomoのEメールとほぼ同じ感覚で使用することができる。
なるほど。先生はMVNOに乗り換えた時、どのアドレスを使ったの?
私はGmailにした。Yahooメールのほうが見た目や操作感は個人的に好きなんだけど、Yahooのプッシュ通知は

「新着メールが届きました」


というのみで、メールを送ってきたのが誰なのかはメールを開いてみないとわからない。
その点、Gmailのプッシュ通知には送信者とメールタイトルも表示されるので便利だなと思う。
なるほど。
なお、GmailもYahooメールもいつでも無料で使用できるので、乗り換え後にバタバタしないためにも、乗り換え前からスマホで実際に使ってみて慣れておくことをオススメしたい。私は乗り換え後にはじめてスマホでGmailを使用してみて、けっこう慣れるまでに時間がかかったから・・・。
なるほどね。ちなみにスマホでGmailってどうやって使うの?
詳しく記載すると長くなってしまうけど、現在のスマホがアンドロイド端末なら、最初からGmailの
アイコン↓↓

がメニュー画面に転がっているはずなので、それをクリックすれば利用開始可能だ。
現在のスマホがiOS端末(iPhone)の場合は、AppStoreからGmailアプリをダウンロードすることで利用開始できる。
なるほど。


おサイフケータイはほとんどが利用可能

MVNOへ乗り換え後も、モバイルSuicaモバイルnanacoEdyなどのFelica方式のサービスは基本的に利用可能だ。私もSuicaとnanacoは日常的によく使っているけど、MVNOへ乗り換え後も特に何も変わらずに使用できている。ただしdocomo独自サービスのiDだけは、docomo契約者でないと利用できないので、MVNOに乗り換えると利用できなくなる。
なるほど。


LINEのID検索はできなくなる

MVNOへ乗り換えた場合、LINEは無料通話やメールなどほぼ全ての機能はそのまま利用可能だけど、ID検索だけはできなくなってしまう(※)んだ。

LINEモバイルの場合はID検索も可能
うーん、なんでなの?
ID検索をする際には年齢確認のための認証画面が表示される。
(docomoの場合↓↓)


これをクリアするためにはdocomo ID、auID、MySoftbankなどで認証する必要がある。けれどMVNOへ乗り換えてしまうとこれらの認証ができなくなってしまうので、ID検索もできなくなってしまうんだ。
なるほど。そしたら電話番号とか他の方法で検索するしかないわけか・・・。
そうだね。


テザリングはほとんどの端末で可能

※以前はできない端末が多かったですが、近年はほとんどの端末で可能になりました。詳しくはMVNO各社の公式サイト内にある動作確認ページで確認をお願いします。


独自サービス

docomo独自サービスも、全てを確認したわけではないけど、基本的には利用できなくなるようだ。ドコモポイントサービスもMVNOに乗り換えるとポイントが消滅してしまうので、乗り換え前に使っておくとよいと思う。
なるほど。
それでは最終チェックの結果でも問題ないようであれば、乗り換え決行手順へ。


乗り換え決行。乗り換え手続きは2パターンあり。

さてここまできたらいよいよ乗り換え手続きに入る。
乗り換え先のMVNOによって多少手順は異なるけど、ざっくりとしたが慣れは下記のどちらかになる。


MNPを利用する場合

現在使用中のスマホの携帯電話番号(080番号や090番号)を乗り換え後も引き続き使用したい場合
docomoに連絡し、MNP
(モバイルナンバーポータビリティ-)
で他社に移行したいことを伝え、MNP予約番号を発行してもらう。

MNP予約番号を利用して乗り換え先のMVNOで新規申込(※)をする。

乗り換え先MVNOから新しいSIMと説明書が届く。

WEBや電話でMNP切替申請をする。
数分~数時間程度(※1)
で切替が完了し、今までのSIMでは電話やネットが使えなくなる。
この時点でdocomoとの契約は解約になる。

スマホから古いSIMを抜いて新しいSIMを差し、説明書通りにAPNの設定変更をし利用開始!
MNPを利用しない場合

乗り換え後は新しい携帯電話番号(080番号や090番号)を使用したい場合
乗り換え先のMVNOで新規申込(※)をする

乗り換え先MVNOから新しいSIM(※)と説明書が届く

新しいSIMをスマホに差し、説明書のとおりに接続先APNの設定変更をして利用開始!

docomoとの契約を解約する

※各社の新規申込方法についてはMVNO各社の評価ページを参照願います。
※1 以前は数日かかる会社が多かったですが、現在は自宅で申請すれば即時で切替できる会社が多くなりました。
なお即時切替できる会社は評価ページ内に、
「自宅でMNP即日切替:可能」
と記載しています。


なるほど。ナンバーポータビリティを利用すれば電話番号が変わらないのはいいね。新しい電話番号を周りに伝えるのも面倒だもんね。
そうだね。ただしナンバーポータビリティ利用時はデメリットもある。単に解約する時よりも、ナンバーポータビリティ転出で解約する時は余計に手数料がかかってしまうことが多いんだ。
なので、今の電話番号にこだわりがなければMNPを利用しないほうが有利だと思う。
なるほど。
docomoからの乗り換えについてはここまで。
あとは下記の参考リンクをよかったら参照してほしい。


MVNO各社の評価ページ

各社の申込方法などを記載しています。


docomo系MVNOへ乗り換え後にスマホを機種変更するには

docomo系MVNOに乗り換え後にスマホを機種変更する場合の流れをまとめています。


ここまで読んでくれてありがとう。
お疲れさまでした~

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