格安SIM(MVNO)が合う人は?
記事更新日:2019.4.21
MVNOが合う方、合わない方は?
大手3社(docomo、au、ソフトバンク)の場合、月々のスマホ代は6,000~7,000円くらいが相場だと思う。 | |
うーん、やっぱり高いよね。年間だと7~8万円、10年だと70~80万円、中古車が買えちゃうくらいの額だもんね。 | |
そうだね。 けれどこの3社から格安SIM(MVNO)に乗り換えることで、大半の方は月々のスマホ代を安くできる。それも1,500~2,000円くらいまで下げることができる方が多いと思う。 なので多くの方に乗り換えは推奨したい。 格安SIMに乗り換える時は2年縛りの違約金(※)だったり新規契約手数料だったりで多少の出費はするものの、長期的に見れば格安SIMが圧倒的に得になるケースがほとんどだと思う。 ※2年縛りの違約金がかからずに解約できるのが半年以上先なのであれば、違約金を払ってでもすぐに格安SIMに乗り換えたほうが得になるケースがほとんどだと思います。 |
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すごいじゃん!どうやって乗り換えるの?それに格安SIMとかMVNOって何? | |
それらを詳しく見ていく前に、まずは 格安SIM(MVNO)が合うのはどんな方か? を見ていきたいと思う。 あくまで個人的にだけど、MVNOが合う方、合わない方は下記のとおり。 |
MVNOが合わない方 |
・昼休みの時間帯(平日12時~13時)に、高画質な動画の閲覧などの重い通信をされる方 ・電話かけ放題が必要な方※ |
MVNOが合う方 |
上記にあてはまらない方 |
※以前は電話かけ放題は大手3社にしかないメリットでした。しかし電話かけ放題・通話パックのとおり、10分かけ放題をオプションでつけることができるMVNOが増えてきたため、この点は大手3社だけのメリットではなくなりました。そのため大手3社のメリットは昼休みの時間帯でも回線速度が早いことくらいしかなくなったように個人的には思います。
うーん、詳しく詳しく。 |
回線速度は大手3社のほうがMVNOより速い
まずは回線速度について。下の表を見てほしい。 ※MMD研究所の参考資料を引用しました。 |
ん?これはどうやって見るの? | |
数値の単位はMbps (MEGA bits per second メガビッツパーセコンド) だ。詳しくはここでは割愛するけれど、数値が大きければ大きいほどデータの送受信にかかる時間が短くなる。つまり、 回線速度が速い ということになる。 |
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なるほど。じゃあよく見比べてみると、確かに大手3社 (上の表の下3行) は、MVNO各社 (上の表のOCNからUQ mobileまでの10社) よりも全体的に速いね。 |
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そうだね。もちろん測定日や測定場所によって測定結果は変わってくると思うけど、一般的に回線速度は 大手3社 >MVNO各社 なのは間違いない。特にMVNOは、最混雑時間帯である平日の昼休みの時間帯の回線速度がとても遅くなってしまうのが弱点なんだ。 |
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確かに、昼12時~13時のDownloadを見ると、MVNOはほとんどの会社が1Mbps以下だね。遅い会社だと0.5Mbpsか・・・。じゃあ速いほうがいい人は大手3社のほうがいいってことかな? | |
それはそうなんだけど、メール、LINEの無料通話、IP電話(050番号)などを使う分には、 回線速度は0.5Mbpsあれば十分可能 なんだ。動画も少し低画質なyoutube(360p)くらいなら十分見ることができる。WEBページの閲覧も画面が表示されるまでの時間が少しかかるようになる (例えばスマホ版Yahooのトップページの場合、ページが表示されるまでの所要時間が大手3社よりも最大で4秒くらい多くなります) けど、そこまでストレスを感じるほどではないと思う。なので、 ・高画質な動画の閲覧 (Youtube高画質720pなら1.6Mbps以上が必要) ・LINEやSKYPEなどのビデオ通話 (HD画質なら1.5Mbps以上が推奨) ・ネットサーフィン(WEBページの閲覧)をサクサクと行いたい方 などの重い通信を昼休みの時間帯に行う方でなければ、MVNOの回線速度でも個人的には問題ないのでは?と思う。 |
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なるほど。 | |
次のページではMVNOとは何か?を詳しく見ていくよ。 |