高速データ通信容量とは？

記事更新日：2019.4.21

高速データ通信容量を選ぶ

	続いては高速データ通信容量について。まずはMVNO各社のプランを見てほしい。すると、「1GBプラン」や「3GBプラン」といったように料金が分かれているのがわかると思う。 DMM mobileのページ。音声通話SIMプランの場合、1GBなら月額1,260円、3GBなら1,550円というように料金が分かれている。
	ほんとだ。1GBとか3GBって何なの？
	これは高速データ通信容量だ。大手3社やMVNO各社のサイトでは、単に「データ容量」や「データ量」と記載されていることが多いけど、厳密には「高速データ通信容量」のことを指す。例えば「データ量：1GBプラン」の場合は、「毎月1GBまでは高速データ通信ができますよ」ってこと。 GBはGiga Byte（ギガバイト）の略だ。1GBっていうのは例えばだけど、IP電話で40～50時間くらい通話した時に消費するデータ量だ。
	40時間？けっこうな量だなあ。
	そうだね。これだけのデータ量を使用しないユーザーも多いと思う。事実こちらの資料によると、スマホユーザーの毎月のデータ通信量は1GB未満という層が1番多いらしい。もちろんもっと使用する人も大勢いるから、自分が使う量にあったプランを選ぶ必要がある。
	うーん、でも自分が使う量なんてわからないよね？
	いや、現在スマホを利用中の方は端末（スマホ本体）で確認することができる。操作手順は端末によって多少異なるけど、例えば私のXperiaの場合はメニュー画面に転がっている「設定」 ↓ 「データ使用」と進むと確認できた。試しに「3月29日～4月28日」の1ヶ月間のデータ使用量を見てみると・・・これを拡大すると・・・
	えーと、約1.03GBになっているね。
	そうだね。端末で表示されている数値はあくまで目安なので、本当に正確な数値は携帯会社に問い合わせないとわからないけど、多少の誤差はあるにしても私の場合は毎月1GBくらいしか使用していないのは間違いないと思う。このように調べた結果をもとにプランを選ぶといいと思う。どのMVNOも翌月の高速データ通信容量は自由に変更ができる（※）ので、まずは少し余裕を持ったプランで実際に使ってみて「思ったより余るから来月からもっと少ないプランにしよう」と思ったら、そうするとよいと思う。 ※会社によっては月末付近に申請すると、翌月からでなく翌々月からの変更になってしまうところもあります。
	なるほど。ん？「翌月の変更は自由にできる」ってことは、当月中のプラン変更はできないってことかな？
	そうだね。
	じゃあ1GBプランを契約したのに、当月の半ばで1GBを使い切っちゃったらどうなるの？
	当月中は低速データ通信しかできなくなってしまうんだ。
	なんだ、完全にデータ通信ができなくなってしまうわけじゃないならいいね！けど低速ってどれくらい低速なの？
	MVNO会社やプランによっても異なるけど、低速時は 200Kbps（0.2Mbps）になってしまうものが多いかな。高速時は1～5Mbpsくらいは出るのが一般的なのでそれと比較するとだいぶ低速だけど、それでもメール、LINEの無料通話、IP電話などを使うのは可能な速度なんだ。けど動画は普通の画質（360p）でもカクカク止まりやすくなるだろうし、WEBページの閲覧もだいぶ重く感じるようになってしまうと思う。回線速度200Kbpsってことは、スマホ版Yahooのトップページ（約250KB＝約2,000Kbit）のダウンロードに10秒かかるってことだからね。
	なるほど。それはだいぶじれったいなあ。
	そうだね。どうしても当月中の高速データ通信容量を増やしたい場合は容量の臨時追加（チャージ）も可能だけど、追加料金は1GBあたり1,000～2,000円程度と割高だから、私だったら当月中の高速データ通信はガマンするかな。ということで高速データ通信容量のプランの決め方は、まとめると以下のとおり。 ◆現在スマホユーザーの場合スマホ本体で自分が毎月どれくらいデータを使用しているか確認し、その結果をもとにプランを決める。 ◆現在ガラケーユーザー or スマホもガラケーも持っていない方まずは少なめのプラン（1～3GBくらい）を選ぶのがよいかと思います。
	なるほど。
	自分が必要な高速データ通信容量が確認できたら、いよいよMVNO会社を選んでみよう。状況別に分けてみたので、自分に合う「ジャンプ」をクリックしてほしい。
	ういす。